自己啓発が気になる、あんまり興味がない方も、こんにちは。
ここ数日、家に一匹だけ迷い込んできたコバエと格闘しています。くりちゃんです。
SNSや書籍などでよく「言い切り型」の発信をみますよね。
そういった誰かの正しそうな発言を見て、「自分はできていない…しょぼん」「これしないといけないのかな?…」と感じること、ありませんか?
自己啓発の「正しそうな言葉」がなんとなく苦しい。
今回は、そういった誰か(私も含みます)の発言に不必要に振り回されないために、正しそうな言葉を、4つのタイプに分類してみます。
この記事を読み終わった後、世の中に溢れている情報を、少し冷静に見られるようになるかもしれません。また、自己啓発だけではなく、誰か身近な人のアドバイスなども、もう少し客観的にみられるかもです。
情報が溢れている現代だからこそ、あなたに本当に合う情報と出会うためのヒントになると嬉しいです。
自己啓発がしんどく感じるのはなぜ?
本題に入る前に、最近私がSNSで見たちょっとざわついた誰かの言葉をご紹介。
例えば、
あまり自分の内側に意識を向けないでね。
感情に意識を向けるほど、その感情はより強化されてしまう。
大切なのは、目の前のやるべきことに集中することだよ。
みなさんはどう感じますか?
「そうそう!」って思う方もいらっしゃると思いますし、「え、違くない?」と思う方もいるかもしれません。
でも、「なんか言い切られると正しいのかも?」なんて思ってしまうような。
「自分のやってること正しいのかな?」とちょっと疑心暗鬼になったりして。
他に例を挙げるとしたら、「考える前に行動しよう!」や「30代でやるべきこと(50代で後悔しないために)」など。
みなさんも思い出してみると、何かしらあるかもしれません。
誰かの言葉にモヤモヤするのは、“違い”があるから
これって、その言った人が悪いというわけではなく、ただ自分とは大切にしていることが「異なる」からなんですよね。
でも、なんだか”正しそう”な気がするから、「そうしなきゃ」と思ってしまうのも自然なこと。
この記事では、まず、このようなよく見る「正しそうな言葉」を、大きく4つのタイプに分けてみます。
その4つのタイプを俯瞰してみることで、自分がしっくりくる傾向を客観視してみましょう。
自分の“心地よさ”がどこにあるのかを知ることが、しんどさから抜け出す最初の一歩です。
もしかしたら、4つのタイプの中の1つかもしれないし、3つかもしれません。まずは、どれが心地よく感じるか、ちょっとざわつくか、確認してみてください🌱
🌱
違和感=ちょっと今は違うのサイン
しっくり=合っているサイン
自己啓発ワードを4つのタイプに分けてみた
今回は、タロットや占星術でも使われる、火・風・地・水 の四大元素(エレメント)をベースに分けてみました。
※以降この記事内では、エレメントに呼び方を統一します。
ちなみに、エレメントは、それぞれ大まかにこんな傾向(自然にできたり、大切にしているもの)を表します。
「私はこれかも?」と当てはまりそうなものはあるかよかったらちょっとだけ考えてみてください。
🔥 火:行動力・情熱・衝動
🌬️ 風:思考・言語・情報・視点の切り替え
🌱 地:現実性・習慣・物質的な安心感
🌊 水:感情・直感・インスピレーション・共感力
それでは、ここから詳しくみてみましょう。
タイプ別に見る“正しさ”と“落とし穴”
① 火タイプ|「行動あるのみ」で走り続ける 🔥
- 「とにかく行動!考える前に動こう」
- 「考えてる間にチャンスは消える」
- 「人生は自分で切り開くことが大切」
- 「踏み出さない人に、変化は起きない」
- 「やりたいことをやろう、今すぐに」
- 「Just do it.」
- 行動することで、現実は動き出す
- 頭で考えているだけでは見えない景色が、踏み出すことで見えてくる
- 「やってみる」ことでしか得られない体感や気づきがある
- 一歩踏み出すことが、流れやチャンスを呼び込む起点になる
- 焦りや不安を行動で上書きしようとして、内側を置き去りにする
- 「動けない自分=ダメな自分」と決めつけて、余計に苦しくなる
- 立ち止まったり、静かに感じたりする時間を「後ろ向き」とみなしてしまう
- 勢いや情熱だけで突き進んで、あとから消耗してることに気づくことも
- 本当は怖かったり、納得していないのに、「行動しないと置いていかれる」という焦燥感に駆られてしまう
② 風タイプ|「思考・分析」で世界を整理する 🌬
- 「状況や情報を整理して、できるだけ客観的にみよう」
- 「感情はコントロールして、主観に飲まれないようにしよう」
- 「マインドセット次第で見方は変わる」
- 「すべては解釈次第」
- 「物事に意味はない。意味を与えるのは自分」
- 視点を変えることで、現実の捉え方も変わる
- 思考によって、感情や状況を整理できる
- 言葉や知識は、自己理解や他者理解の助けになる
- 解釈次第で、同じ出来事にも別の意味を見出せる
- 感情を「厄介なもの」として排除してしまう
- 理解したつもりで内面を見逃す
- 頭で納得しても、心は癒えてない状態になりやすい
- 「知ってる」ことで安心し、実感や体感を置き去りにしてしまう
- 言葉や情報の正しさに依存しすぎて、自分の「今ここ」の感覚から離れてしまう
③ 地タイプ|「習慣・努力」で安心を築く 🌱
- 「ルーティンが人生を変える」
- 「成功者はみんな朝5時に起きてる」
- 「小さな積み重ねが未来を作る」
- 「30代で人生が決まる」
- 「努力は報われる」
- 「不安のない老後のために、人生設計しよう」
- 「年収●万を目指そう」
- 日々の小さな積み重ねが、大きな変化を生む
- 習慣やルーティンは、安定や安心の土台になる
- 地に足のついた行動は、長期的な成果につながる
- 目の前のことに丁寧に取り組むことが、未来をつくる力になる
- 習慣や段取りが義務になり、できない自分を責めてしまう
- 自然な波や心の声を無視して、成果や効率を優先しすぎる
- 「今できてない=将来もダメ」という恐れが、焦りに変わる
- 年齢や収入などの外側の物差しで、自分の人生を値踏みしてしまう
- 他人と比べて「自分は遅れている」と感じやすくなり、内側が削れていく
④ 水タイプ|「感情・共感」で生きる 🌊
- 「感情は、心の声のヒント」
- 「無理に動かなくても、自然と流れはやってくる」
- 「答えはすでに自分の中にある」
- 「違和感を放置しない」
- 「安心できる場所で、心を開いていく」
- 「Don’t think. Feel. 」
- 感情は、自分の内側からの大切なサインになる
- 無理に動かず、整うのを待つことでエネルギーを充電できる
- 違和感を見過ごさずに立ち止まることで、自分を守れる
- 安心できる環境の中でこそ、深い変化や癒しが起こる
- 感情を大切にしすぎて、動けなくなることがある
- 「流れを待つ」が癖になり、自分で一歩を起こせなくなる
- 感覚的、ふわっとしがちで即効性も感じにくい
- 感情や向き合う痛みに呑まれて、辛いだけになってしまうことがある
- 気分にムラができて行動が継続できない
まとめ|その言葉、“あなたの属性”に合ってますか?
こうみると、タイプで結構違いますよね!
ちなみに、このブログをよく読んでくださる方は、ほぼ「水」と「風」でできていると気づいた方もいらっしゃるかもしれません笑
もちろんあなたにも、あなたの気質があります。
ポケモンみたいに、人間にもそれぞれ「属性がある」と考えるとわかりやすいかもしれません。ただ、どれかのエレメントに偏っている人、ばらけている人、様々なんですね。
あなたがしっくりくるエレメントタイプの自己啓発や言葉はどのタイプでしたか?
それがあなたの気質とリンクしているかもしれないですよ😊
それでは次回の記事でお会いしましょう〜🍵
📚 誰かの言葉に引っ張られすぎない方法の理解を深めたい方はこちらの記事がおすすめです👇
📚 こちらの記事も心が軽くなるヒントを綴っています
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くりちゃん|自己対話ガイド
ブログ・自己対話セッションサービス運営
神奈川県出身、現在は韓国在住。
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