みなさんこんにちは!
今回は、3つに分けたシリーズの最後、後編です。
前編・中編では、カウンセリングやコーチング、タロットに興味を持ったきっかけや、タロットがなぜ「当たる」のか、どうやって自己対話のツールになっていったのかについて、お話ししてきました。
そして今回の「後編」では、「タロット×自己対話」がどのようにしてセッションという形になっていったのか。どんな想いを込めて届けているのか。そして、どんな方にこのセッションを届けたいのかを、綴っていきたいと思います。
📚 前編と中編がまだの方はこちらからどうぞ
「気づき」を届けるセッションという形
自己対話にタロットを取り入れるようになってから、自分の中で少しずつ「自己受容」が育ち、生き方そのものが変わっていくのを実感しました。
そんな中で湧き上がってきたのが、「これは、他の人の心の声を照らす助けにもなるのでは?」という想いでした。
これまで私は、誰かの悩みに耳を傾けたり、話を聴いたりすることが自然にできるタイプでしたが、そこにタロットというツールを加えることで、より深く「気づき」に寄り添える時間が生まれたのです。
「もっとこのスタイルで、誰かと向き合ってみたい」
そう感じたことが、セッションを始めるきっかけになりました🌱
あれこれ計画を立てるというより、気づけば自然に形になっていった、という感覚に近いかもしれません。
「ひたすら自己対話していたら、いつの間にか誰かと一緒に対話する時間になっていた」
そんな流れでした。
セッションで大事にしていること|「問い」と「違い」を尊重する
私が、セッションをする時に大事にしていることは「みんな違ってみんな良い」という視点に立つことです。
また、「答えはその人の中にある」という信念を持って、寄り添って、一緒に「心の声」を見つけていくということを心がけています。
まず星読みからその人の傾向や特性を知ると、それぞれの人が持っている人生のテーマや特性、今取り組むべき課題などが、浮かび上がってきます。
さらに、悩みに対する視点や、何を大事にしているか(たとえば行動・感情・思考・安定など)、自分との向き合い方や、思考のクセも、人によって本当にさまざまです。
社会の基準や私自身の価値観でジャッジすることには、何の意味もありません💡
だから、まずはその人を深く知るために、星読み(占星術)を使っています。
そして、その特性やお悩みに合わせて、タロットリーディングで扱う「問い」を考えていきます。
すでに聞きたいことが明確な方の場合は、そのままリーディングに入っていきますが、もし「何を聞けばいいのか、よく分からない」という場合は、一緒に「問い」を探していくところから始めています。
特に「問いの設計」は、セッション全体の方向性を決める大切なカギです。
だからこそ、その人に合った問いを一緒に探していく時間も、とても大事にしています。
セッションを通して私が伝えたいこと|自分の人生を生きる
このセッションを通して伝えたいことは、「そのままの自分で良いんだよ」ということです。
ここで言う「そのまま」というのは、生まれ持った特性のままの自分でいていいということ。(これは占星術の出生図からも、たくさんのヒントが見えてきます)
まずは、その「そのまま」の自分を知って、少しずつ受け入れていく。
そして、そんな自分が「しっくりくる」と感じる方向に歩いていく。
自分を変えようとするより、「そのままの自分をどう活かして生きていくか」に意識を向けてみる。
それが、私の考える「自分の人生を生きる」ということです🌱
でも、いきなりそこにたどり着くのは難しいこともありますよね。
だからこそ、セッションでは、まずこんな「気づきの種」を見つけるところから始めています。
- 自分ってどんな人なのか、あらためて知る
- 「しっくりくる感覚」を見つける
- まだ受け入れられていなかった部分に気づく
- 今、向き合うべき課題を見つめ直す
- ワクワクする未来へのヒントを得る
- 「実は、しなくてよかったこと」を手放す
- 自分の中に眠る、まだ知らない可能性に出会う
このセッションで、すべてがパッと全てが解決するとは思っていません。
自分と向き合うことはこの先も続くからです。
だけれど、「自分と対話するためのヒント」が少しでも見つかったら、そのあとの日々の中で、きっとじんわり活きてくる。そう信じて、私はこの時間を届けています。
こんな時、受けてみてほしい|心の声とつながる時間
① 「わたし、何がしたいんだっけ?」と感じるとき
社会で生活していると、
「私は本当は何がしたいのか?」
「私は何を感じているのか?」
「私はどうしたいのか?」
そんな問いがふと頭をよぎっても、すぐに答えが出てこないこと、ありませんか?
周りの期待や「こうするべき」が先に立ってしまって、自分の気持ちがどこにあるのか、わからなくなってしまう。
頭と心がチグハグになっていて、でも、どこから整理したらいいのかもわからない💭
そんなふうに「自分の本音を知りたい」と感じている方に、このセッションで寄り添います。
② 「なんか違うかも」と感じはじめたとき
毎日をこなしてはいるけれど、ふと立ち止まったときに湧いてくる、うっすらとした違和感。
「なんか、これじゃない気がする」「本当にこれを続けていていいのかな?」
行動してみたものの、しっくりこなかったり、反対に、動き出す気力すら湧かない日もあるかもしれません。
でも、だからといって明確な答えがあるわけでもなく、ただ「今のままでいいの?」という問いが、胸の中で静かに響いている🌪️
そんなふうに、自分の深い声に耳を澄ませ始めている方に、このセッションで光を当てていきます。
③ 「もうがんばれないかも…」「限界かも…」と感じるとき
仕事、育児、介護、身の回りのあれこれ…
日々を一生懸命こなしてきたけれど、ある日ふと、「もう無理かも…」と思ってしまう。
理由はよくわからないけれど、なんだかつらい。
心も体も、ずっと踏ん張ってきた疲れが押し寄せてくる。
「もうがんばれない」「何もしたくない」
そう思うのに、休むことにも罪悪感を感じてしまう。
何かを変えたいけど、その気力すら残っていない気がする。
そんな風に、ちょっとずつ疲れが積もった方の「こころ」に、寄り添います🏝️
まずは深呼吸をするように、「立ち止まる時間」としても使ってもらえたらと思っています。
④ 静かな生きづらさを抱えているとき
なんとなく、ずっと生きづらい。
うまくやっているように見えても、心の奥ではどこか無理をしている。
「私って、メンタルが弱いのかな?」「この社会では、うまく生きられないのかもしれない」
そんなふうに、ふと思ってしまうことがある。
社会の基準や人からの評価を気にしすぎてしまったり、過去に言われた何気ないひと言が、いまだに心を縛っていたり。
忘れたい記憶が、ふとした瞬間に何度も蘇ってきたり。
人に話すほどでもないけれど、自分の中に「生きづらさ」を静かに抱えている。
そんな方が、ふと自分の本音に立ち戻れるような、温かい時間を届けられたらと思っています。
⑤ 「ちょっと気になる、迷っている」でもOK
深く悩んでいなくても、「ちょっと話を聞いてほしい」「迷いを整理したい」と思うことはありますよね。
そんな軽やかな入口でも、もちろん大丈夫です。
たとえば、こんな方もセッションを受けられています。
- 複数の選択肢で迷っていて、決断できない
- 自己対話の仕方が分からないから、一緒にやってみたい
- 自分の特性を知って、自己理解を深めたい
- タロットや占いに興味はあるけれど、ちょっと怖い
ちなみに、占い・占星術・タロットなどが初めての方でも、心配いりません。
壺も数珠も売りませんので、ご安心を…笑🏺📿
そして、「あなたの未来はこうです(ビシッ!)」と断言するようなこともしません。
このセッションは、未来を当てるものではなく、「今ここにある自分」と対話するための時間です。
なるべく現実に即した読み取りを大切にしていますし、実際にセッションを受けてくださった方からは、「かなり現実的だった」「スピリチュアルと現実のちょうどよいバランスがあった」「コーチングみたいだった」「自己対話の時間のようだった」という声もいただいています😊
まとめ|お茶を飲むように対話する時間
ということで、なぜ私が「タロット×自己対話」セッションを始めたのか、その経緯と変遷について、3回に分けて書いてきました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。(このシリーズ、思ったよりかなり長くなっちゃいました・・・!)少しでも、このセッションへの想いが伝わると嬉しいです。
最後に、「くりちゃんとお茶しよ」という屋号に込めた想いを、すこしだけ。
私が以前働いていた会社は、ほぼ全員がリモートワークをしていました。
時々同僚とコミュニケーションを取るための1on1をしていたのですが、その時の誘い文句が「お茶しよ〜」でした。1on1と言うとちょっとかしこまった感じがあったので、仲の良い同僚とは「お茶会」と呼んでいました。
なので、もし私がセッションをやるなら、
- かしこまらず
- お茶を飲みながら、信頼できる友人と話しているような感覚
- リラックスした空間での対話
そんな雰囲気にしたいなあと思っていました。
みんなのそんな「居場所」になってほしいという想いを込めて「くりちゃんとお茶しよ」と言う名前をつけました🍵
気負わず、でもちゃんと自分に向き合える場所として、これから丁寧に育てていきたいと思っています🏠
語り尽くせなかったことも色々ありますが、今日はこのあたりで。
また、次回は違う記事でお会いしましょう🍵
関連記事
-
自己対話の目的はどこにある? | 私なりの“いまの答え”
やりたいことがわからなくて始めた自己対話。気づけば自己受容をしていた私が、今は「自然体で生きる」ことに挑戦中。自己対話の目的は人それぞれ。あなたにとっての自己対話は何ですか? -



自己対話、第2ラウンド|心の奥で、もう一度自分に出会う
停滞感のあと、ふと始まった自己対話の第2ラウンド。心の奥で自分に出会い直した時期の記録です。 -



タロットで自己対話を深める5つのステップ|未来を占わない新しい使い方
タロットって「占い」のイメージが強いですが、実は自己対話のサポートにも使えるんです。私が普段実践している「タロットで自分の本音に気づく5つのステップ」をご紹介します。 -



「自己対話がしんどい」と感じるあなたへ|向き合う4つのフェーズをやさしく解説
自己対話をするとしんどくなるのは、あなたが悪いからではなく、とても自然なこと。この記事では「正面から向き合うフェーズ」のしんどさを中心に、自己対話の4つのプロセスと、それでも向き合う価値についてやさしく綴ります。


くりちゃん|自己対話ガイド
ブログ・自己対話セッションサービス運営
神奈川県出身、現在は韓国在住。
ブログ「こころの時間」を毎週土曜日9時に更新中。


くりちゃん|自己対話ガイド
ブログ・自己対話セッションサービス運営
神奈川県出身、現在は韓国在住。
ブログ記事「こころの時間」を
毎週土曜日9時に更新しています。
🌱やさしく整理する時間がほしいときは。
タロットでも、対話でも。
いまのあなたに合わせて、一緒に“整える”お茶の時間をつくります。







