問いが変わると世界が変わる|自己対話の入り口(Part1)

問いの立て方で自己対話が変わることを紹介する記事のサムネイル

みなさんこんにちは。
最近は、コンロの上のぐつぐつしているスープを眺める時間が、瞑想になっていたりします、くりちゃんです🫕

最近、自分に向き合おうと思って自己対話を始めたけど、なかなか対話が深まらない。
同じところでグルグルしてしまう。
質問が全然思い浮かばない。

そんなときは、ありませんか?

問いって立てるの難しいですよね。
私も以前は、「どうしたらキャリアを築けるかな?」「やりたい仕事ってなんだろう?」「自分は何が本当にしたいんだろう?」と、数々の問いを立てて、自己対話をしてきました。

そのプロセスを経て、感じたのは、「問いによって、たどり着く答えが変わる」ということでした。

以前の私は、外側ばかりに答えを求めていたんですね。でも、問わなきゃいけないのは、外側の正解ではなく、自分の内側にある答えでした。

今回は、そんな自分の経験を踏まえながら、このようなポイントをやさしく整理していきます。

少し長くなってしまったので、パート1~3の3回に分けて共有していきます。

えっ、「また、長い話ですか?」ですって?….はい、正解です笑

よかったら、みなさんのペースで読み進めてみてください。

〈 もくじ 〉

なぜ「問い」がそんなに大切なのか?

私個人の体験なのですが、個人セッションで色々な方にお会いしてみると、すでにかなり深く自分を見つめてきた、知りたいことがものすごく明確な方がいらっしゃることに気づきました。

一方で、自分とこんなに向き合ったの初めてだった、タロットリーディングのための質問を決めるのが難しかったというお声もいただきます。

ちなみに私のセッションは、どちらの方もウェルカムです🍵

私のタロットセッションに関わらず、心理カウンセリングでも、コーチングでも、仕事の面接でも、日々の生活でも、何かを「知る」ためには、その前に「問い」(質問・疑問)が必要になりますよね。

「内省がうまくできない」「自己理解が進まない」という悩みの原因の多くは、「問いの立て方」にあると考えています。

なぜなら、何を自分に問いかけるかで、出てくる「答え」も変わるからです。

人は、立てた問いにしか答えられない

これ最近思うことです。

そして、立てた問いは、あなた自身、あなたのものの見方をそのまま反映しています。あなたの世界観そのものと言っても良いかも知れません。

これって、面白いですよねっ。
「問い」を持つことってすごいよな〜〜〜と、最近ひとりで感動しています。

勝手に「Power of Toi」と命名しました。(なんか聞いたことありそうな名前)

もしかしたら、まだあんまりイメージが難しいという方もいらっしゃるかもしれないので、人によって立てる問いの違いを簡単に例にしてみました。

例で見る、問いの立て方の違い

例えばなんですが…
スキンケア商品を販売するビジネスを、1人で進めるとします(急に)

Aさん、Bさん、Cさんが、1年後のプロジェクトがどういう成果を出していたいか想像してみました。

例なので、これらが本当に本質に迫る問いかどうかは置いておきますが、それぞれの問いによって、軸や計画や行動、結果もかなり変わりそうです。

どれが正解で不正解ということはありません。問いがあるから、意識が向き、思考が深まる。

その人の「問い」が「これから」をつくっていきそうですよね?

「問い」が変わると、内省の深さも変わる

そして、内省に関しても、「問い」によって、答えや深さが変わってきます👀

これはつまり、

問いが表面的 → 答えも表面的
問いが深い → 気づきが深い
問いがズレてる → 掘っても答えに辿りつかない

ということが起きてきます。

そして、多くの人は「答え」を探しているけど、その答えを導くための「問い」を立てていなかったりするんですよね。

だからモヤモヤが残るし、どれだけノートに書いても整理されないし、内省をしてるつもりでも堂々巡りになる。

でも、逆に言うと、
「問い」を変えていけば、「内省の深さも」「見える世界も変わる」と言うことです。(天才やないかい)

それが、Power of Toi…..(自分で言っていてちょっと照れちゃうのはなぜだろう)

問いが立てられない時に起こっていること

では、なぜ問いを立てるのが難しい時があるのか、よくある3つの原因をみてみましょう。

① 視点や意識が違う方向に向いている

そもそも、「見ていない」「見えていない」ので、気づかない状態です。
見えていないものは問えません。視野がちょっと狭くなっているとも言えるかもしれません。

例えば、
「社会人だからこうしなきゃ」「みんなこうやって生きるのが普通だ」と信じこんでいる状態。

この場合、「社会人としてどうした方が良いだろう?「みんながやっているものはどれだろう?」という問いになりがちかもしれません。
この問いが必要な時もありますが、自分の外側つまり、社会の常識や他人からどう見えるかに答えを求めることにもなります。

色々な生き方を知ってみる

こういう時は、自分に問いかける前に、意図的に新しい視点に触れてみると良いかもしません。あくまで参考として🌱
世界には思いもよらない「変な」生き方をしている人がたくさんいます。(愛を込めて言っています)

「社会人なのに、こうやって生きている人もいる」
「みんなと同じ生き方じゃなくても、生きている人がいる」

自分が見ていなかった視点を得ることで、「自分にとって生きるとはどういうものだろう?」といった、より本質的な「問い」に発展していきます。

そうすると、自然と視線が自分の内面に向き始めるかもしれません。

もうみなさんもされていることばかりかもしれませんが、新しい視点を得るには、こんな方法がやっぱり役に立ちます。

※ 自分にはできない〜と感じるようなすごい人がいたり、得た視点によっては、ちょっと苦しくなることもあるかもしれませんよね。でも、それもまた問いの入口になることがあると感じています。

📚 誰かの発信、アドバイスや言葉にちょっと違和感を感じる場合は、この記事を読んでみてください

② 思考と感情がごちゃついている

思考と感情が混線している状態の時は、問いが浮かばなかったり、問いがずれてしまうことがあります。

例えば、
本当は「悲しい」「悔しい」という感情があるのに、それに気づかなかったり、蓋をしようとしたり、無視したりする。頭で考えて、出来事、感情、現実を制御しようとしてしまったりする。

そういう時は、「どうしたら前向きになれる?」と思考で問いかけているけれど、実はその前に「私は今、何に傷ついているんだろう?」という問いが必要だったりします。

この状態を抜け出すためには、まず感情と頭の中の声を切り分けて観察することが有効です。

  • 今、どんな感情がある?
  • それって、何に反応して出てきたもの?
  • 思考(考えごと)は?どんな言葉が頭に浮かんでる?

少しずつでもいいから、「これは感情」「これは思考」と客観的に分けてみることで、問いの土台が見えてきます。

このように、感情と言葉を丁寧に切り分けていくと、自然と「問い」が立ち上がってきます。

③ 「問うてはいけないという」何かブロックがある

問いが立てられない時、実は心のどこかで「それを問うのが怖い」と感じていることもあります。

問いは、未来への扉でもあるけれど、今の自分を揺さぶるものでもあります。

だからこそ、問いを「無意識に避けている」こともあるんですよね。

「この問いを立ててしまったら、戻れなくなる」

そんな感覚を、どこかで感じている自分がいるのかもしれません。

こういうときは、覚悟を決めるのもひとつですが、無理に問いを立てようとせずに、「今、自分は問いを避けているかもしれない」と気づくだけでも十分です🌱

その「問い」に向き合うのは、準備ができた時で大丈夫。(向き合わざるを得なくなる時もありますけどね)

まとめ|外よりも内に目を向けてみる

ということで、今回はちょっと改めて「問い」についてまとめてみました。

問いを立てる力は、答えを探すよりも、実はずっと奥深いものかもしれません。
そして、自己対話で何よりも大事なのは、問いを外側の正解ではなく、まず自分の内側に向けてみるということです。

外側への問いは、自分の中の答えが見つかってからで遅くありません。

次回パート2は、自己対話が深まる「問い」の特徴や、実際に私が意識しているポイントについてまとめています。問いへの理解を深めるために、ぜひご一読ください。

📚 パート2と3の記事はこちらからアクセスできます

それでは今回も、読んでくださりありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう🍵

〈 今回の記事のまとめ 〉
  • 問いの立て方によって、たどり着く答えが変わる
  • 人は「立てた問い」にしか答えられない
  • 問いが変わると、内省の深さも変わる
  • 問いが立てられないのは、視点・思考・感情・ブロックのどこかに要因がある
  • 「外の正解」よりも「自分の内側」に問いを向けることが大切
  • 問いを変えることが、見える世界を変える第一歩になる

📚 そのほか、一緒に読むと理解が深まる記事はこちらから

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プロフィール写真

くりちゃん|自己対話ガイド

ブログ・自己対話セッションサービス運営
神奈川県出身、現在は韓国在住。
ブログ「こころの時間」を毎週土曜日9時に更新中。

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