やりたいことが分からない時に試した内観|半年間で見えてきたこと(Part1)

やりたいことが分からないときの内観プロセスを紹介する記事のサムネイル

こんにちは、くりちゃんです。

🌱 この記事は、私がブログを始めた頃に書いた記事です。 当時は「やりたいことがわかった」と思っていましたが、 振り返るとそれは、自分の心の声に気づき、そのままの自分を受け入れる・自己受容のプロセスの一部だったことに気づきました。


「やりたいこと」を探しているように見えて、実は「本当の自分」と出会う旅の始まりだった。 そんな私の“はじまりの記録”として、読んでもらえたら嬉しいです。

〈 もくじ 〉

「やりたいことがわからない」|探しても見つからないのはなぜ

みなさんは、「心からやりたいこと」ありますか?

私は、ここ数年ずっと「心からやりたいこと」を探していました。
今の仕事なんか違うな〜と思いながらも、とりあえず働いてきました。
結果もある程度残したし、給料もある程度上がったし、でも、何か虚しいなぁ。

燃え尽きた感。

うん、これは燃え尽きとる!

仕事への違和感が積み重なっていく毎日。
でも、この先何がしたいかわからないし。

何か変えたいと思って、コーチングも受けてみた。
おかげで、自分が大切にしている価値観はなんとなくわかった。
好きなことや得意なこと、価値観に沿って、やりたいこと考えてみた。

でも本当に私はそれがしたいのかなぁ?
現実的に可能なのかなぁ?

確信が持てない。
自信がない。

Youtube動画や本、SNSも漁ってみた。
みんな色々なことを言っている。

そうそう、頭では理解できるんだが・・・
でも、結局、自分が何をしたいのかはわからない。
これは一旦休んだ方が良いのかもしれない。

悩んだ結果、家族の了解を得て、フルタイムの仕事を辞めてみました。

なんですが・・・

仕事を辞めても、ゲームしても、旅行しても解決しなかった

気を紛らわせてもモヤモヤが消えない

仕事を辞めて、最初は楽しかった。
ゲームをしたり、料理をしたり、旅行に行ったり、ネギ育てたり、マフィン焼いたり、ひたすらのんびりしたりしてみた。

でも、全然やりたいことはわからん・・・

そして、1ヶ月くらいしたら、なんか、モヤモヤが悪化しとるし。
嫌な記憶が蘇ったり、ネガティブな感情が湧き上がったり。
そんなネガティブな感情を抑えようとして、別のことで気を紛らわせた。

でも、うん、やっぱり悪化しとるぞ。
ここまで酷いのは初めてかも。
一体、自分どうしちゃったんだろ?

ここからは、仕事を辞めても、ゲームしても、旅行しても、解消されないモヤモヤを抱えていた私が、半年間の内観と内省を通じて、「やりたいことは外じゃなくて内側にあった」と気づいた話をします。

大前提として|人生いろいろ・生き方も人それぞれ

これからするお話は、あくまで私が体験したものです。
すべての人に、同じように当てはまるとは思いません・・・!

また、すべての人はそれぞれ人生のテーマがあると思っているので、私の大切にしていることは、あなたには大切じゃないかもしれません。

そして人それぞれ、その人の性格、特性、大事なもの、人生の課題があると思っています。
なので、私のこの方法が絶対一番っす!って言うつもりは全くありません。

それぞれが、

  • そのとき必要なタイミングで
  • 必要な環境で
  • 必要なことを
  • 必要なプロセスで

経験していると思っています。

なので、すべての人の人生をリスペクト。
これが大前提です。

この記事は、

  • やりたいことがわからない人
  • 心からワクワクすることをしたい人
  • 現状に違和感があるけど、本当は納得して生きたい人
  • 本音と、社会や他人からの期待の間で迷っている人
  • 自分の本音がわからない人
  • なぜか繰り返し過去の記憶が浮かんできて、前に進めない人
  • 心に従うべきか、頭に従うべきか分からない人
  • 自分に厳しくしてしまう人

そんな人たちには、もしかしたら何かのヒントになるかもしれません。

内観を始めて、ネガティブな感情と向き合った半年間

① 感情を抑えるのをやめた|ネガティブを“感じ切る”練習

休んだはずなのに、好きなことしてるのに、どんどん出てくるネガティブな記憶と感情。

あれれ〜おかしいな。
てか、もう、どれだけ今まで無理やり押さえつけてたんだろう。
我慢していたんだろう。
抑えても抑えても、また戻ってくる感情。
ある日、私は観念して、ネガティブな感情をひたすら感じることにしました。

正直、この期間が結構しんどかった。

でも、なんかね、今向き合わないとまた将来同じ感情を繰り返すと思ったので、徹底的に向き合うことにしました。

どうしたのかというと、
嫌な記憶がふと蘇ったりして、ネガティブな感情を察知したら、じっと目を瞑ってその感情を感じるようにしていました。

その感情を否定もせず、ただただ感じました。
時間としては、数分間。

② 感情に名前をつけて、キャラクター化してみた

感情(特に、不快なネガティブ感情)をひたすら感じる日々。
嫌な感情イマーシブ。
ちょっとすると、感情を感じることには少しずつ慣れてきました。

そんなとき、認知行動療法には「感情に名前をつける」という技法があると聞いて、よく湧き上がる感情に名前を付けることにしました。

名前をつけることで、客観視しやすくなり、その感情を「自分とは別の存在」として受け入れやすくなるそうです。

私は、「義憤」を感じることが多かったので、チェ・ギフンさんという名前をつけました。

あと「不平不満」も。名前は、不平不満ちゃん。(そっちはネーミングが雑なんかい)

そして、名前を付けるだけではなく、目がくりくりした二頭身くらいのキャラクターとして、イメージすることにしました。

どのくらい目がくりくりしているかというと、子猫の上目遣いぐらい。
かわいいじゃないかい。
不快な感情なのに、かわいいのよ。
純粋無垢な瞳で、やってくるの。

だから、義憤が湧いてきた時は、「お、ギフンさんこんにちは〜」と笑顔で挨拶をしてから、その感情を感じるようにしました。

③ “ネガティブな自分”を抱きしめた瞬間、世界が変わった

ある日、なんとなくチェ・ギフンを抱きしめる想像をしました。
くりくりした目で私を見つめるギフン。すると、他の感情たちもわらわらやってくる。

くりくりした目で。
かわいい。
すると、気付いたんです。

「あれ、このネガティブな感情も私の大事な一部じゃん」て。

目をキラキラさせるチェ・ギフンさんたち。
ポジティブな感情たちと同じくらい可愛い。

ああ、そうか、ネガティブな感情って感じたくなくて今まで無視してたけど、これも私の大事な一部なんだ。感情に良いも悪いもないんだな。
むしろ、ネガティブな面ポジティブな面両方持ってて良いんだ。

どちらもあって、自分なんだ。
じゃあ、彼らを抱きしめて、一緒に生きていこう。

「共に生きよう」(アシタカ)

初めて、そう思えたんです。
これは、記念すべき、「自己受容」の第一歩でした。

まとめ|やりたいこと探しが自己受容へ

やりたいこと探しから始めたけど、どこか違う感がある。
あるとき、外側に求めるのをやめて、自分と向き合うことを決めました。

目線をを外側ではなく、自分の内側に向けるようになったことで、自分のネガティブな面もそのまま認められるようになりました。

それから、より内面を見つめ、「やりたいこと」が内側から自然と感覚でわかるようになります。

その続きは後半の記事で👇

この記事を書いた当初は、「内観」と呼んでいますが、現在は、内観と内省をまとめて「自己対話」と表現しています。

それでは、また別の記事でお会いしましょう〜🍵

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プロフィール写真

くりちゃん|自己対話ガイド

ブログ・自己対話セッションサービス運営
神奈川県出身、現在は韓国在住。
ブログ「こころの時間」を毎週土曜日9時に更新中。

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