こんにちは、くりちゃんです。
🌱 この記事は、私がブログを始めた頃に書いた記事です。 当時は「やりたいことがわかった」と思っていましたが、 振り返るとそれは、自分の心の声に気づき、そのままの自分を受け入れる・自己受容のプロセスの一部だったことに気づきました。
「やりたいこと」を探しているように見えて、実は「本当の自分」と出会う旅の始まりだった。 そんな私の“はじまりの記録”として、読んでもらえたら嬉しいです。
「やりたいことがわからない」|探しても見つからないのはなぜ
みなさんは、「心からやりたいこと」ありますか?
私は、ここ数年ずっと「心からやりたいこと」を探していました。
今の仕事なんか違うな〜と思いながらも、とりあえず働いてきました。
結果もある程度残したし、給料もある程度上がったし、でも、何か虚しいなぁ。
燃え尽きた感。
うん、これは燃え尽きとる!
仕事への違和感が積み重なっていく毎日。
でも、この先何がしたいかわからないし。
何か変えたいと思って、コーチングも受けてみた。
おかげで、自分が大切にしている価値観はなんとなくわかった。
好きなことや得意なこと、価値観に沿って、やりたいこと考えてみた。
でも本当に私はそれがしたいのかなぁ?
現実的に可能なのかなぁ?
確信が持てない。
自信がない。
Youtube動画や本、SNSも漁ってみた。
みんな色々なことを言っている。
そうそう、頭では理解できるんだが・・・
でも、結局、自分が何をしたいのかはわからない。
これは一旦休んだ方が良いのかもしれない。
悩んだ結果、家族の了解を得て、フルタイムの仕事を辞めてみました。
なんですが・・・
仕事を辞めても、ゲームしても、旅行しても解決しなかった
気を紛らわせてもモヤモヤが消えない
仕事を辞めて、最初は楽しかった。
ゲームをしたり、料理をしたり、旅行に行ったり、ネギ育てたり、マフィン焼いたり、ひたすらのんびりしたりしてみた。
でも、全然やりたいことはわからん・・・
そして、1ヶ月くらいしたら、なんか、モヤモヤが悪化しとるし。
嫌な記憶が蘇ったり、ネガティブな感情が湧き上がったり。
そんなネガティブな感情を抑えようとして、別のことで気を紛らわせた。
でも、うん、やっぱり悪化しとるぞ。
ここまで酷いのは初めてかも。
一体、自分どうしちゃったんだろ?
ここからは、仕事を辞めても、ゲームしても、旅行しても、解消されないモヤモヤを抱えていた私が、半年間の内観と内省を通じて、「やりたいことは外じゃなくて内側にあった」と気づいた話をします。
大前提として|人生いろいろ・生き方も人それぞれ
これからするお話は、あくまで私が体験したものです。
すべての人に、同じように当てはまるとは思いません・・・!
また、すべての人はそれぞれ人生のテーマがあると思っているので、私の大切にしていることは、あなたには大切じゃないかもしれません。
そして人それぞれ、その人の性格、特性、大事なもの、人生の課題があると思っています。
なので、私のこの方法が絶対一番っす!って言うつもりは全くありません。
それぞれが、
- そのとき必要なタイミングで
- 必要な環境で
- 必要なことを
- 必要なプロセスで
経験していると思っています。
なので、すべての人の人生をリスペクト。
これが大前提です。
この記事は、
- やりたいことがわからない人
- 心からワクワクすることをしたい人
- 現状に違和感があるけど、本当は納得して生きたい人
- 本音と、社会や他人からの期待の間で迷っている人
- 自分の本音がわからない人
- なぜか繰り返し過去の記憶が浮かんできて、前に進めない人
- 心に従うべきか、頭に従うべきか分からない人
- 自分に厳しくしてしまう人
そんな人たちには、もしかしたら何かのヒントになるかもしれません。
内観を始めて、ネガティブな感情と向き合った半年間
① 感情を抑えるのをやめた|ネガティブを“感じ切る”練習
休んだはずなのに、好きなことしてるのに、どんどん出てくるネガティブな記憶と感情。
あれれ〜おかしいな。
てか、もう、どれだけ今まで無理やり押さえつけてたんだろう。
我慢していたんだろう。
抑えても抑えても、また戻ってくる感情。
ある日、私は観念して、ネガティブな感情をひたすら感じることにしました。
正直、この期間が結構しんどかった。
でも、なんかね、今向き合わないとまた将来同じ感情を繰り返すと思ったので、徹底的に向き合うことにしました。
どうしたのかというと、
嫌な記憶がふと蘇ったりして、ネガティブな感情を察知したら、じっと目を瞑ってその感情を感じるようにしていました。
その感情を否定もせず、ただただ感じました。
時間としては、数分間。
② 感情に名前をつけて、キャラクター化してみた
感情(特に、不快なネガティブ感情)をひたすら感じる日々。
嫌な感情イマーシブ。
ちょっとすると、感情を感じることには少しずつ慣れてきました。
そんなとき、認知行動療法には「感情に名前をつける」という技法があると聞いて、よく湧き上がる感情に名前を付けることにしました。
名前をつけることで、客観視しやすくなり、その感情を「自分とは別の存在」として受け入れやすくなるそうです。
私は、「義憤」を感じることが多かったので、チェ・ギフンさんという名前をつけました。
あと「不平不満」も。名前は、不平不満ちゃん。(そっちはネーミングが雑なんかい)
そして、名前を付けるだけではなく、目がくりくりした二頭身くらいのキャラクターとして、イメージすることにしました。
どのくらい目がくりくりしているかというと、子猫の上目遣いぐらい。
かわいいじゃないかい。
不快な感情なのに、かわいいのよ。
純粋無垢な瞳で、やってくるの。
だから、義憤が湧いてきた時は、「お、ギフンさんこんにちは〜」と笑顔で挨拶をしてから、その感情を感じるようにしました。
③ “ネガティブな自分”を抱きしめた瞬間、世界が変わった
ある日、なんとなくチェ・ギフンを抱きしめる想像をしました。
くりくりした目で私を見つめるギフン。すると、他の感情たちもわらわらやってくる。
くりくりした目で。
かわいい。
すると、気付いたんです。
「あれ、このネガティブな感情も私の大事な一部じゃん」て。
目をキラキラさせるチェ・ギフンさんたち。
ポジティブな感情たちと同じくらい可愛い。
ああ、そうか、ネガティブな感情って感じたくなくて今まで無視してたけど、これも私の大事な一部なんだ。感情に良いも悪いもないんだな。
むしろ、ネガティブな面ポジティブな面両方持ってて良いんだ。
どちらもあって、自分なんだ。
じゃあ、彼らを抱きしめて、一緒に生きていこう。
「共に生きよう」(アシタカ)
初めて、そう思えたんです。
これは、記念すべき、「自己受容」の第一歩でした。
まとめ|やりたいこと探しが自己受容へ
やりたいこと探しから始めたけど、どこか違う感がある。
あるとき、外側に求めるのをやめて、自分と向き合うことを決めました。
目線をを外側ではなく、自分の内側に向けるようになったことで、自分のネガティブな面もそのまま認められるようになりました。
それから、より内面を見つめ、「やりたいこと」が内側から自然と感覚でわかるようになります。
その続きは後半の記事で👇
この記事を書いた当初は、「内観」と呼んでいますが、現在は、内観と内省をまとめて「自己対話」と表現しています。
それでは、また別の記事でお会いしましょう〜🍵
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くりちゃん|自己対話ガイド
ブログ・自己対話セッションサービス運営
神奈川県出身、現在は韓国在住。
ブログ「こころの時間」を毎週土曜日9時に更新中。


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