やりたいことが自然に見えてきた理由|内省からわかった“心の声”(Part2)

内省でやりたいことが自然に見えてきた体験記事のサムネイル

こんにちは、くりちゃんです。

前半の記事では、やりたいことを外側に探しても、見つからなかった。まずは、「内観」を通して、自分の内側に向き合うことを始めたお話をしました。

この後半の記事は、「内省」を通して、内側を見つめ、自分のネガティブな側面もまるっと受け入れた後に、「やりたいこと」が自然と副産物として見えてきたその後のお話です。

現在は、「内観」「内省」をあわせて、「自己対話」としてこのブログ内では扱っています。

〈 もくじ 〉

内省|ただ感情を感じるだけではなく、その奥の本音を探ることも大事だった

ここからは、前半の記事でお話しした、内観ステップ「しっかり感情を感じる」「感情を認めて受け入れる」のあとにしたことを綴っていきますね🌱

感情をひたすら深掘り=内省してみた

ネガティブな感情が出てきたらひたすら感じるようにすると、その感情に段々飽きてきます。
すると、「なんでこの感情を感じるんだ?」と疑問が湧いてくるようになりました。

そこで、感情を感じ切ったあとにしたのが、この感情はなにがきっかけで感じるのか、なぜ感じるのか、の深掘りです。深掘りすると、全然違った方向での気づきがあったりしました。

例えば、誰かに対して感じていた「怒り」は、じっく〜り深掘りをしていくと、
「私は褒めて欲しかったのに、その人が褒めてくれなかったから」だったりしたんですよね。

そのことに気付いて、「そうか私は褒めてもらいたかったんだね」とただ自分に共感してあげます。ここで大切なのが、否定しないこと。思って良いんです、「褒めてもらいたい」って。

ですよね?だって、相手の反応が、自分の期待と違っただけで、自分は、頑張ったんだから。
自分は、精一杯やったんだから。

「相手に期待するのをやめると楽になる」ってよく聞きませんか?
ほんとそうなんです。それは正論。

でも、過去の「相手に期待した自分」を否定する必要はないんです。

このように、感情の裏側にあった、本当の自分の「想い」に共感してあげると、不思議と自然とその人に対する怒りも消えていって、その感情は消化され、その人のことは思い出さなくなったんです。

感情をしっかり解消していけば、振り回されない

私は、この体験に味をしめました。

何かネガティブな感情が湧いてきた時は、感情をじっと味わった後、メモしておいて、時間ができた時に深掘りをしていく時間をとっていったんです。深掘りには、1時間半くらい時間を使ったりしていました。

そのうち、ネガティブな感情が湧いてくると、「よっしゃ〜!深掘りできる!」と逆に課題を見つけて嬉しくなっていました。

この繰り返しを2ヶ月くらい続けていきました。丁寧に、真摯に、自分と対話して、内省をした大切な時間です。

すると、いつの間にか、ネガティブな記憶は戻らなくなり、以前のようにネガティブな感情に振り回されることも少なくなっていきました。

完全にゼロになるわけではないけれど、同じ状況が来ても『あ、またこのパターンか』と冷静に受け止められるようになったんです。

むしろ、ネガティブな感情はあって良いんです。
湧いてきて良いんです。
感じて良いんです。

それも大事な自分の一部ですから。

自己対話を続けたら、自然とやりたいことが見えてきた

数ヶ月間、ひたすら内観と内省を繰り返した結果

ひたすら感情を感じ切った後に、感情の原因の深掘りを続けていくと、次第に心がとってもニュートラルな状態になっていきました。

外の世界の基準で考えるでもなく、ただ今ここにいる自分、良いも悪いない自分。
ただいるだけでOKな自分。
自分に完全に「しっくり」きている状態です。

ほぼ無職なのに。

ここから、人生が自然と「しっくり」くる方へ好転していくことになります。
以前は、外の世界の基準に影響を受けながら「やりたいことを探さなきゃ」と焦っていました。

でも、内観・内省を続けていくと、少しずつ自分の感情の声がクリアに聞こえてくるようになったんです。

「これはちょっとワクワクする」
「なんか気になる」
「これなら自然とやっちゃう」

そんな小さなサインがちらほら見えてきました。

しっくりを行動にしていったら、自然と気づくやりたいこと

自分の内面にしっくりきている状態で、今度は、小さな選択・行動に移していきます。

私は、自分と約束をしていました。
「もう自分をいじめない」と。

何か選択をしたり、何か対処する必要があったりする時、
この約束だけは守るようにしていきました。
そして、自分の内面と行動を少しずつ一致させていったんです。

すると、「ワクワクするもの」「本当にしっくりくるもの」「自然とやってしまうこと」そして「嫌なこと」がよりクリアになってきました。

そして、それらを、外側の基準でジャッジすることもなくなりました。
ただ、やりたいからやっているという状態になったんです。

ここで初めて、「あれ、自分やりたいことあるじゃん」と気付くわけです。

ただ自分を大切にすることで、無理にやりたいことを探したり、決めたりする必要がなくなったのです。

自己対話、時間はかかったけれども

私は、この自己対話(内観・内省)によってやりたいことがわかるようになるまで、約半年間かかりました。

ほぼ無職だったので、フルタイム深掘ラー(深掘りする人)でした。
劇的に変わることはなくて、ジワジワ変化を感じていきました。

気付いたら、あれ??変わってる、みたいな。

もしかしたら数週間、数ヶ月で終わる人、1年かかる人、2年かかる人もいるかもしれません。
どれだけ時間がかかっても、私は、やる価値はあると思っています。

ちなみに、半年の中でしんどかったのは、前半3ヶ月。
後半は、深掘りの気付きが楽しくて、ハマっちゃってました。

そしてそのまま深掘りオタクになりました。

このしんどいプロセスをやり切ってよかった。
むしろ、なんて贅沢な時間だったんだと、この機会に感謝しています。

ワクワクがヒント|「やりたいこと」は、すでに自分の中にある

「やりたいこと(ワクワク感)」「なりたい自分」「どう生きたいか」って実は、自分の中にすでにあるんだと思うんです。

その「本音」に、曇りなき眼(アシタカ)でアクセスできるかどうかがとても大切なポイント。

自分の心に聴いてみる

でも「本音」は、外の基準や世間の目で判断したり、不快な感情を否定したり、また自己を否定していたりすると、簡単に見えなくなってしまう。

もし今あなたがやりたいことが分からない、もしくは納得感がないなら、まず、「自分はこのままでOKだ」「ネガティブな部分もポジティブな部分もまるっと自分なんだ」「自分はこの自分で生きていくんだ」と心から思えるか、心に聞いてみてください。

そこで、胸を張ってYESと言える方は、もうやりたいことを自然にやっているのかもしれませんし、もしくは、その感覚を大事にしながらこれから見つけていく段階かもしれません。

というか、究極を言っちゃうと、別にやりたいことはなくても良いんですよね。

やりたいことよりも「納得感」が大切な人ももちろんいます。
ばばっと行動してから、内省と内観をした方が良い人もいます。

📚 感情・行動・思考・現実どのプロセスが合うかはこちらの記事にヒントがあります

胸を張って「自分はこのままでOKだ」にYESと言えない方も全然大丈夫。

私もそうでした。

YESと言えない方は、何よりも先に、自分を受け入れるところから始めると良い、と私は思います。

自己受容はすべての土台

自己受容は、全ての素地になります。

どうやって自分を受け入れるのかは、まずは「ネガティブな感情を無視せずに感じ切ってみる」

ここがスタートだと思います。

地味です。
めちゃ地道です。
結構しんどいです。
だからこそ、できるところからで良いと思います🌱

無理にしなくても良いです。
あと、感じるのが重すぎる、辛すぎる感情は一旦無視して大丈夫。フタしましょ。
簡単なものから少しずつ少しずつ。

それを丁寧にやっていくことで、自分の心の曇りを取って、自然と自分の中にある答えが見えるようになります。

大切なのは、ポジティブな感情だけじゃなく、ネガティブな感情も持っていてOKなんだよ〜ってこと。

もしかしたら、あなたの中にも「チェ・ギフンさん」や「不平不満ちゃん」がいるかもしれません。まずは、「こんにちは!」と挨拶して、感情をちゃんと感じることから。

やりたいことは、すでにあなたの中にあります。
あなたが気づいてくれるのを待っているだけです。

まとめ|まだ旅の途中

今回は、「やりたいこと」を見つけるまでの私の辿った自己対話(内観・内省)の半年間を簡単に共有させてもらいました。

実は、書いてたら長くなっちゃって、前編と後編に分けました。

自分の「やりたいこと」に気づいたら、それを何か形にしたくなるかもしれないし、仕事にしたくなるかもしれないし、誰かに届けたくなるかもしれません。

そんな想いを「実現する」には、結局のところ「行動」が必要になります。
私もまだ、試行錯誤中です。

そのことについては、また別で書いていきますね。

これからそれぞれの項目に分けて解説したり、日々の気付きを共有していこうと思うので、よかったら必要な時にまた覗いてみてください。

私の体験や学びが、少しでも皆さんが自分らしく生きるヒントになると嬉しいな、という気持ちで書いています。

お読みいただき、ありがとうございました。

また次回の記事で、お会いしましょう🍵

〈 今回の記事のまとめ 〉
  • やりたいことは「外に探す」より「内側の声を聴く」ことで自然に見えてくる
  • 内観で“感情を感じる”、内省で“本音を理解する”
  • ネガティブな感情も自分の一部として抱きしめる
  • 自己対話を続けると、心がニュートラルになり「しっくり」を感じられる
  • 「ワクワク」や「心地よさ」は、やりたいことのサイン
  • やりたいことを探すより、「自分を受け入れる」が先
  • 自分の中にある“しっくり”を少しずつ行動にしていく
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くりちゃん|自己対話ガイド

ブログ・自己対話セッションサービス運営
神奈川県出身、現在は韓国在住。
ブログ「こころの時間」を毎週土曜日9時に更新中。

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