内面に集中していたら、現実にビンタされました|こころ重視タイプが現実と向き合うとき

内面に集中していたら、現実にビンタされました|こころ重視タイプが現実と向き合うとき

みなさん、こんにちは。

今日は、ちょっと現実の話をします。

前回の記事で、

と、書いたんですが、しっかりその課題が現れまして。

とほほに次ぐ、とほほ案件でした。

いまはその現実対応に、脳のリソースと体力をほぼ全部持っていかれています。

今回のテーマは、「地」。
身体・生活・お金・手続き・現実、つまり“見て見ぬふりができない領域”です。

この記事では、「心の方がよく見える人が、現実につまずいたときの在り方」を共有します。

内面の探究が好きな人、心は整っているのに生活がグラつく人、現実対処に苦手意識がある人におすすめです。

📚 前回の記事はこちら

〈 もくじ 〉

しばらく内面に深く潜っていたら、現実に呼び戻された

ここ数ヶ月、自己対話も深まって、心の中は静けさと安定感で満ちていました。

が、現実はそんなことお構いなし。
「ところで、これ放置してませんでした?」と、急なタイミングで通知が届きました。

実は、奥歯の大掛かりな治療をしなきゃいけなくなりまして。
提示された治療計画と費用を、二度見。

病院を出て、とぼとぼ歩く駅までの道。
とりあえず、座ったベンチで遠くを眺め。

帰りの電車の中、頭の中に浮かんでは消える、後悔や反省。
そこには、現実にビンタされた人がひっそりといました。

なんというか、「心は元気なのに現実には弱い自分」をまざまざと見た瞬間でした。

現実の輪郭がぼやける性質

わたし自身特に、内面は鮮明に見えるのに、”現実的な物事の輪郭がぼやけやすい性質”がありまして。

「現実のメガネ」を外したまま生活してる感じになる時があります 👓

決して現実的な処理ができないわけではないのですが、心で実感するまで放置しやすい。
そして、現実的な処理をしている間も、”意味付け”を同時にしがちで、エネルギー消耗しやすい。

今回改めて自覚しました。

でも今回、「あ、これはもうスルーできないやつだ」というサインが出たことで、ようやく現実の線がクッキリし始め、そこに向き合う覚悟ができました。

まさに”地”を育てていくためのきっかけになりました。

半ば強制的に…現実メガネ装着完了。

📚 これは水・風タイプあるあるなので、よかったらあなたのタイプもチェックしてみてください

一番しんどかったのは、”原因がわからない時間”だった

今回いちばんメンタルが落ちたのは、実は診断後ではなく、「奥歯の痛みの原因がわからない時間」でした。

「これ何の痛み…? 炎症? 神経? 最悪どうなる?」と、頭が勝手に未来を走りはじめて、不安になっていく。

不安って、「事実そのもの」より、“わからない”という空白に勝手に自作のストーリーを埋めるとき一番膨らむんだなと痛感しました。

このとき、わたしがやった自己対話は、とてもシンプルで、ざっくりこの2つでした。

何が怖い?

人に”これまで放置していたこと”をジャッジされることが怖いんだよね。そりゃそうだよね。でも、それは自分自身全部の否定になるわけではないのよね。

今一番必要なことは?

まずはしっかり診断してもらってハッキリした状況を知ること。それから先のことは、自ずと見えるはず。

ただ、この時点では、まだ現実そのものは何も解決していません。

心が落ち着いたあとに、ようやく「じゃあどう動こうか」と現実と向き合う準備ができた。そんな流れでした。

これは“地”が強い人にはピンと来ないかもしれませんが、“心”の世界に親しんでいる人にとっては、割とおなじみの流れかもしれません 🌱

📚 今回現実対処では、「浅い問い」も必要でした

こころ重視タイプが、現実対処する時に覚えておきたい3つのこと

現実の課題は、見ないと膨らむ。(心もですけどね)
向き合うと、ちゃんとスリムになっていく。

その過程で思い出した、基本的だけど大事な3つです。

① 現実問題は、小さな一歩で前に進む

みなさんは、ひとつの事柄に対して、勢いよく伸びる枝葉のように、未来の可能性を予測したりすることありませんか?

わたしはめちゃくちゃこれします。

例えば、歯が痛いだけなのに、老後のこと、仕事のこと、お金のこと、家族のこと、全然今は関係ないことにも想像が及んでしまったり。

それで、不安になり、行動を躊躇してしまうことも。

未来をいっぺんに考えると、頭の中で余計な枝葉が勝手に伸びていく。

“もしこれがこうなったら”
“いやいや、最悪こうなるかも”
と、勝手にドキュメンタリー番組が始まります。

でも、実際に必要なのは、いま目の前にある一つの行動だけ。

例えば、
調べる、問い合わせる、予約する、相談する。

その小さな一歩で、次の道が自然に明るくなる。

大げさじゃなくて、本当にこれだけでいいんですよね。

② ひとりで抱え込まない|頼ることも立派な自立

“全部自分でなんとかしようとする”

これ、内面強者ほどやりがちです。

人の痛みや、気持ちを慮ることができるから。
思いやりがあって、誠実で、迷惑をかけたくない、負担になりたくないと思うから。
また、頼ることが恥ずかしかったり、相手にどう思われるか不安なこともあるかと思います。

でも現実のタスクって、実際プロに聞いたほうが早いし、正確だし、結局心も軽くなる…。

例えば、弁護士、医者、窓口の担当者。

プロでなくても、助言をくれたり、心を軽くしてくれたり、行動する勇気をもらえることもある。

例えば、同じことを経験した人、家族、友だち、知り合い。

頼ることは依存じゃなくて、「自分のキャパを冷静に理解している証拠」なんですよね。

それは、立派な自立だと思うんです。

自分だけで抱えられないことは、思い切って誰かを頼ってみましょ。

③ 他人の判断でも、あなたの存在価値は揺らがない

手続き・お金・健康・仕事…

“地”の領域って、どうしても他者の判断が入る世界ですよね。

数字や診断や評価が絡むから、

“大人として”
“社会人として”
“人として”

どう思われるのか、ちょっと怖くなったりするのは自然です。

でもそれは、”わたしという存在の価値”とは別問題です。

評価は外側。

存在価値は内側。

ここを線引きできると、現実のタスクに心を巻き込まれず、淡々と進められそうです。

まとめ|内面の成長だけでは人生は完結しない

正直、今も絶賛現実対応中なのですが、同時に”意味付け”も絶賛稼働中です。

今回のことで改めて思いました。

心に深く潜った分、現実が強制的にバランスを取ろうとする。
逆に、現実だけを整えようとしすぎると、心が気づいて悲鳴をあげる。

そのバランスや、揺れ動くことこそ、生きてるってことなのかもしれません。

そして、課題はベストなタイミングで、ちょうど今なら超えられるレベルだから出てくるような気もします。

人生さん、仕事が丁寧っすね。

わたし自身、まだ現実と内面の調和を試行錯誤中ですが、同じテーマを歩く方に少しでもヒントになると嬉しいです。

そして、いつかこのブログで、内面に深く潜る人がどうすれば現実とほどよく調和して生きていけるかについて書けるようになったらいいなぁとぼんやり思っています。

それではまた、次回の記事でお会いしましょ〜 🍵

〈 今回の記事のまとめ 〉
  • 心が整っていても、現実は放っておくと静かに主張してくる
  • 「不安の正体」は、現実そのものより“原因がわからない時間”にあることが多い
  • 現実の問題は、全部考えず「いまの一歩」だけで十分前に進む
  • 自分で抱え込まず、専門家や人に頼ることも立派な自立
  • 他人の判断が入る領域でも、存在価値まで評価されるわけではない
  • 内面と現実は対立じゃなく、バランスを取り合いながら生きていくもの
  • 内面に深く潜れる人ほど、ときどき“現実メガネ”をかけ直す時間が必要
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くりちゃん|自己対話ガイド

ブログ・自己対話セッションサービス運営
神奈川県出身、現在は韓国在住。
ブログ「こころの時間」を毎週土曜日9時に更新中。

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