自己理解って、結局何を理解すること?|自己理解を深めるための5つの視点

自己理解って、結局何を理解すること?|5つの視点で整理してみた

みなさん、こんにちは〜🍵
くりちゃんです。

自己理解って…結構難しくないですか?

色々なツールやサービスを使って、自己分析や自己対話はやってるけど、なんだかしっくりこない。
強みや好きなこと、得意なことはリストアップできたけど、なぜかそれが「自分を理解している」感覚につながらない。
「自分の取り扱い方」がわからないままでいる。

私も長いことそんなモヤモヤを抱えていた時期がありました。

では、そもそも自己理解って「何を理解すること」なんでしょうか?

私は、自己理解とは「自分らしさを構成している要素を理解すること」だと思っています。

その全体像が分かると、「分かったはずなのに、自分の取り扱い方が分からない」状態から抜け出すヒントが得られるかもしれません。

今回は、「自己理解」の全体像を一緒に整理してみましょう。

〈 もくじ 〉

自己理解の全体像|見えているものだけが自分じゃない

振り返ってみると、みなさんはこれまでどんな「自己理解」をされてきましたか?自己理解と言っても、性格、価値観、好き、得意、やりたいことなど、いろいろな項目がありますよね。私たちは、そういった項目を知ることを自己理解の全てと思いがちです。

でも、それは見える形で表現されたもので、その奥にはこのような要素があります。

図で整理するとこんな感じです。

自己理解の全体像を示した図。特性、体感パターン、思考パターン、欲求、環境・状況が相互に影響しながら、価値観、好き、得意、強み、スキル、したいこととして表現される様子をまとめた図。

欲求、特性、パターンなどの要素が、行動や結果として積み重なり、強みや好きなこと、価値観などとして見えるものに表現されます。

「見える部分」はリストアップできますが、その奥にある「なぜそうなのかは見えにくい」というのが自己理解の難しさなんですね。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、これ、全部把握するのは至難の業です。

くりちゃん

実は「自己理解を深める」ってかなり高度なことなんですよね…

まずは完璧を求めず、「自己理解を構成している要素にはどんなものがあるのか」を知るところから始めてみると、今の自分に必要な視点が見えてくると思います。

同じ言葉でも中身は違う|「一人が好き」の例

それでは、同じ言葉でも「見えない部分」が人によってどう違うのかを「一人が好き」という例を使って覗いてみましょう。

Aさん・Bさん・Cさんのパターンを用意してみました。

「一人が好き」という同じ言葉でも、特性、体感パターン、思考パターン、欲求によって背景が異なることを示した図。A・B・Cの3つのパターンを比較。

同じ「一人が好き」でも、かなり「なぜ」の部分は違いますよね。

→ この場合は「一人が好き」というよりは「回復のために、一人の時間が必要」と言えるかもしれません。

→ この場合は、「一人が好き」というよりは「傷つく可能性を減らしたいから、一人でいたい」と言い換えられるかもしれません。

→ この場合は、自己表現の作業に関しては「一人が好き」と言えるかもしれません。もしかすると、他の場面では「誰かといることが好き」かもしれません。

このように、特性、体感、思考、欲求の部分まで見ていくと、解像度が上がって、自己理解が深まる感じがしませんか?

「一人が好き」という同じ言葉でも、その背景にあるものは人によってまったく違うのです。

「自己理解」5つの要素を深める方法と扱い方

では、実際にそれぞれの項目の理解を深めるにはどうしたらよいのでしょうか。
方法はいろいろあると思うのですが、いくつか紹介してみます。

5つの要素全体をまとめるとこんな感じです。

それでは、ひとつひとつ見ていきましょう。

要素① 特性を知って、上手く付き合う

苔に覆われた森の木々と静かな林床|深い森の中で心を整えるような内省の時間をイメージした自然の風景

変えようとして色々がんばっても、なぜか結局変わらない部分てありませんか?

もしかすると、それはあなたの「特性」かもしれません。
例えば、感受性が豊かだったり、夜型だったり、ADHDや、IQやEQ値、認知のスタイルや体力などがあります。

その人の気質・感度・認知スタイル・能力・体力など、生まれ持った「設計図」の部分で、「変えようとしても、変わらない」のが特徴です。

くりちゃん

成長や工夫によって現れ方は変わりますが、根本的な性質そのものは大きく変わらないことが多いです。

しかも自分にとっては当たり前なので「これが普通の状態」だと思い込んでいて、なかなか気づかなかったりします。

そのため、比較する外側の軸があって初めて「あ、これは自分特有の設計だったんだ」と輪郭が見えてきます。具体的な方法としては、MBTI診断、ストレングスファインダー、占星術、IQやEQテスト、クリニックでの検査など。

私は、この特性の理解が自己理解の土台になると思っています。知って受け入れることで、どう活かすか、どう上手く付き合っていくかを改めて考えられるようになります。

要素② 体感パターンを知って、整える

静かな湖と山の風景|内省や自己対話の時間をイメージした自然の景色

体感パターンは、考えるより先に体の内側に現れる反応のこと。

例えば、嬉しい、悲しいなど、言葉にする前の感情たち。
他は、胸が苦しい、呼吸が浅い、嫌な予感がするなどの、体が出す反応のことです。

この反応に気づけると、「本当は嫌だったんだな」「本当は不安だったんだな」「これをしている時が一番しっくりくるな」と、今の自分の状態や心地よさが感覚的に分かるようになります。また、感情に気づいて少し距離を取ることで、飲み込まれず対処できるようにもなります。

こういった体感パターンの理解を深めるには、観察して気付く「内観」のアプローチが使えます。具体的には、ヨガや瞑想、ボディスキャンなどです。

ちなみに、感情や体の反応を昇華したり整えると、現れ方が静かになったり穏やかになったりはします。でも、完全に消えることはありません。そのため、無くすのではなく付き合い方が変わるイメージです。

要素③ 思考パターンを知って、見直す

青空にぽつんと浮かぶ一つの雲|思考が澄み、アイデアが浮かぶ瞬間をイメージした空の風景

思考パターンは、前提・思い込みです。無意識な場合もあれば、気づいている場合もあります。

例えば「優しくしなきゃ」「生産的な行動をしないと」「ちゃんとしないと信頼を失う」など。
他には、「常に成長し続けないといけない」「結婚して子どもを持つべき」「正社員じゃないと不安定」など、外側の世界観や社会の一般的な基準に見えるもの=自分の前提になっている場合もあります。

この思考パターンを理解できると、「前提・思い込み」の奥にある自分の本音や本当の望みも理解しやすくなります。

実は、その前提は100%正しいとは限らなくて、思い込みかもしれません。でも、あまりにもそれが自分に馴染んでいると、無意識でその前提によって物事が判断されたりするんですね。

すると「本当は私はこうしたい」という望みが見えにくくなってしまいます。
でも、その前提や思い込みに気づくことで、そのまま活かしたり、上書きしたり、新しい視点を取り入れたりすることができます。

そんな思考の反応パターン理解に有効なのは、「内省」のアプローチです。頭を使って言葉で整理し、問いで深掘りして、気づくといった流れです。

🌱 内観と内省の詳しい違いはこちら

要素④ 欲求を知って、どう満たすか選ぶ

木々に囲まれた街角とカラフルな壁画|散歩の途中で思考を整理する時間をイメージした街の風景

欲求は、「〜したい」「〜でありたい」「〜を感じたい」の形で現れることが多いです。

例えばこんなもの。

  • 安心したい
  • 繋がりたい
  • 自由でいたい
  • 理解したい
  • 表現したい
  • 成長したい
  • 貢献したい

ちなみに「傷つきたくない」「失敗したくない」のような「〜したくない」は、欲求そのものというより、欲求を守るための反応や戦略の場合がよくあります。

そのため「〜したくない」の奥にある「〜したい」を探すと本音に近づくかもしれません。欲求や願いは、「〜すべき」をとっぱらった先にある、とてもシンプルなものであることが多いです。

本音に近づく方法としては、自己対話(内観や内省)がアプローチとして有効です。

欲求(願いや望み)に気づいたら、それをどう満たすかは自分で選ぶことができます。今は満たさない選択をすることもありますし、別の形で満たすこともできます。

🌱 本音を見つけるステップ

要素⑤ 環境を知って、調整する

木の葉越しに見える小道と階段|散歩の途中で立ち止まり思考を整える時間をイメージした小道の風景

そして、自己理解に影響を与える要素に「環境・状況」があります。

私たちは「現実の状況や環境」に合わせて対処したり、選択をすることが多いですよね。つまり、私たちは外側の影響を受けながら生きているわけです。

状況や環境を俯瞰することで、自分をより深く理解するきっかけにもなります。

過去の自分を理解するなら、その時置かれていた環境や状況。
今の自分を理解するなら、今自分が置かれている環境や状況。

改めて整理してみると、その環境でどんな傾向(特性、パターン、欲求)が現れやすいか見えやすくなります。例えば、「どこでも緊張する」「上司の前だけ緊張する」など、どの環境でも現れる部分が見えたり、特定の状況で現れる部分が見えたり。

このように現実との掛け合わせの部分も理解できると、今置かれている環境や状況を、変えるのか、調整するのか、受け入れて対処するのかも選びやすくなりますよね。

知る方法としては、書き出して整理したり、情報収集などをして客観的に見てみたり。自分での整理が難しい場合は、第三者に相談することもひとつの方法です。

まとめ|自己理解は「自分を構成する要素」を知ること

雲が広がる空と緑の丘の風景|広い空を眺めながら心をゆるめる内省の時間をイメージした自然の景色

ということで、今回は自己理解を分解して、一体何を理解することなのか一緒に整理してきました🌱

自己理解というと、強みやスキルなどの見える部分を思い浮かべがちですが、こうやって実はその奥に色々な要素があることを知ると、「おい、自己理解、実は高度すぎるやろ〜」ってなりますよね。

自分の全てを知ることは不可能に近いです。
そもそも私たちはとても複雑ですし、人は変わっていきますから。

だからこそ、私たちは普段「自己理解=強みや好きなことなどのシンプルなラベル」で捉えることが多いのかもしれませんね。

毎回全ての要素を理解しに行ったら、日常生活に支障をきたします笑
なので、普段はそれで十分なんだと思います。

ただ「なんだかしっくりこない」という時には、完璧を目指さないことを前提に、ラベリングされた言葉の奥にある「自分を構成する要素」をみていくことで、自分自身の解像度が上がって、取り扱い方が少しずつ分かっていくのだと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

この記事が、自己理解のヒントになると嬉しいです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょ〜🍵

〈 今回の記事のまとめ 〉
  • 自己理解=自分を構成する要素を理解すること
  • 見えている自分の奥には、欲求・特性・体感や思考のパターン・環境がある
  • 同じ言葉でも、奥にある特性・体感・思考・欲求の組み合わせは人によって全く違う
  • 体感や思考のクセに気づくと、自分の本音が見えやすくなる
  • 完璧を目指さず、構成要素を知るところから始める
  • 自己理解は一度きりで終わるものではなく、繰り返していく営み

🌱 自己理解を深めるために必要な自己受容

🌱 自分らしく生きられないと感じる時は

🌱 自己肯定感と自己受容って違うの?

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